lifetime-studyのブログ

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「オーブンレンジ」からわかる消費者心理を操るメーカー戦略について。。。

私は家電量販店関連と仕事の関係があったのですが、その中でもよく購入される商品の一つがオーブンレンジです。

皆さんも調べてみるとわかると思うのですが、価格帯はセールの物も含めて大体20,000円〜150,000円くらいで収まっています。

オーブンレンジの購入を検討している消費者の方に多いのが、「価格によって何が違うのかわからない」といったことです。

実際そのような質問を販売員にされる方も多く、何が何だかわかっていない消費者の方もかなり多くの数がいらっしゃると思います。

では一体何が違うのでしょうか??

結論から申し上げますと、温め、もしくは焼くという機能に関しての美味しさの違いはほぼありません。

スペック表をご覧いただくとわかるかと思いますが、出力温度、ワット数は基本的に価格によって大きな差はありません。

価格による違いを挙げていくと、まずは自動調理のメニュー数が違います。

低価格帯の物に関しては自動調理のメニューが数種類であることが多いのですが、価格帯が上がっていくにつれて自動調理のメニュー数は増え、200種類を軽々と超えてくるのです。

また別の違いとして、センサーの有無が挙げられます。

重量センサーや赤外線センサーを搭載することによって、自動でより最適に加熱することができるという仕組みです。

他には庫内の容量や、一度に2枚のピザを焼いたりすることのできる二段調理の機能が備わっているかなど、細かな違いは幾つかありますが、もう一度言います。

価格によってオーブンの出せる出力はほぼ変わりません。

つまりは、もっとも重要である温める、焼くといった機能に関しては、ほとんど違いは無いということなのです。

いくら自動調理のメニュー数が多いといっても、実際に使う場面は多いでしょうか?

インターネットでレシピを検索しても、出てくる情報は「〜ワットで〜分」といったような、自動調理機能を使わないものがほとんどです。

センサーがついていても、加熱する際には自身の目でちゃんと加熱出来ているか確認するのではないでしょうか。

勿論、多少は便利であったり、高機能であったりということはあるかと思いますが、そこに対して本当に数万円、下手をすれば十万円近くの差額を出す価値はあるのでしょうか。

私は、そこに対してあまり価値を見出せません。

その差額で別の家電であったり、美味しいご飯を食べる方がよっぽどQOLを上げられるのではないかと思います。

メーカー、つまり企業は、利益を求める集団なのです。

つまりは、価格によって製品を差別化し、消費者により高い製品を購入してほしいのです。

そのために自社のフラッグシップモデルの広告には手を抜きませんし、その製品を利用するにあたってのメリットも大きく宣伝します。

このような製品に対する見方は、オーブンレンジのみではなく、多くの物に対して応用させることが出来ます。

必ずしも高価格のもが良い製品であるとは考えにくいものです。

この記事を読んでくださっている方々も、本質をしっかりと捉え、どの製品が一番費用対効果が高いのかということを意識してくださると、もっと広い味方で物事を判断することができるのではないかと思います。

少々長くなってしまいましたが、ご精読いただき誠にありがとうございました。

トヨタ自動車を筆頭とする今後の日本における自動車産業について。。。

日本において、時価総額1位の企業を皆さんはご存知でしょうか?

題名からもおおかた予測はついたかもしれませんが、正解はトヨタ自動車(株)です。

最近では世界的な流れとしてガソリン車廃止の流れが生まれてきていますが、我が国日本においても、政府は昨年末、2030年にガソリン車販売を禁止の方向で進めることを発表しました。

また、アメリカの企業であるテスラは一部モデルを大幅に値下げし、さらには自動車評論家を唸らせるほどの品質向上を達成するなど、電気自動車の完成度も着々と高くなっていることがわかります。

テスラのような電気自動車メーカーの台頭によって、トヨタ自動車らをはじめとする国産自動車メーカーは、大幅な打撃を受けることが予想されます。

通常、ガソリン車というものは構造上部品数が1台10万にものぼります。

ガソリン車が廃れるということは、その数多くの部品を生産している下請け企業にも大きな影響は免れないでしょうし、日本の主要産業である自動車産業の収益が下がることは、日本のGDPにも大打撃を与えることでしょう。

以前は電気自動車において、バッテリーの性能が低いということが言われていましたが、近年そのバッテリー性能に関してもテクノロジーの進化が進み、かなり性能が上がっています。

かつてパソコンで起こった、性能が上がっていくのに反比例して価格が下がっていくといった現象が電気自動車にも起ころうとしています。

さらには若者のクルマ離れも叫ばれる中、大手自動車メーカーはどのようにしてこの危機を乗り越えるのでしょうか。

大きな構造改革を行わなければならない時期は確実に近づいていますが、各メーカーのイデオロギーの表現の仕方やビジネスモデルの転換など、これからの動向に私も注目していきたいと思います。

このブログを始めるにあたって。。。

初めまして。このブログの管理者、SHIGEです。

このブログを始めるにあたって、まずは経緯をお話ししようと思います。

思い返すと、つい10年前、主な連絡手段はメールでした。

それがスマートフォンの普及に伴ってSNSが発達し、すぐにたくさんの人達と連絡を取れるようになり、世界との距離は急速に縮まりました。

たくさんの情報もすぐに検索することができ、ほとんどの研究論文は検索さえしてしまえば自動翻訳して読むことができるようになったりと、昔からは考えられないような進歩を今この世の中は遂げています。

しかし、情報量が増え、誰でも情報を拡散できるようになった現在、一定のリテラシーを持っていない人が情報の本質を掴むことは難しくなっています。

そこで私は、情報の本質を掴むための引き出しを増やすといったことを、皆様にお手伝いさせていただきたいと思い、今回このブログを始めるに至りました。

ここで述べている本質とは、「最適解を出す」といった意味で私は使っています。

今ある情報の何が正しくて何が間違いか、また他の事象とどう繋がっているかを判断して、現状一番良いのではないかと思われる解を出す、といったことがこれから私は大事になると確信しています。

知識だけで頭でっかちになるのでは無く、直面している問題、課題に対して最適解を出せるようなアプローチが取れることがこれまでもこれからも大事であると思うのです。

そういった信念に基づいてこれからブログを更新していこうと思いますので、どうか宜しくお願いいたします。